麻雀入門(三人麻雀)
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麻雀牌の種類と組み合わせ方
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このコーナーでは麻雀を全く知らない人でも、ロン2が楽しくプレイできるように麻雀の基本から、解説して行きます。
まずは麻雀牌の種類から覚えましょう。麻雀牌は大きく分けて萬子(マンズ)・筒子(ピンズ)・索子(ソーズ)・字牌の4種類があります。
萬子(1・9)
索子(1~9)
筒子(1~9)
字牌(トン・ナン・シャー・ぺー・ハク・ハツ・チュン)
以上の27種類あり、同じ牌が4枚ずつ入っているので、合計108枚の牌を使用してプレイします。
麻雀のあがりの基本形は、「雀頭(ジャントウ)」といって全く同じ牌2枚 を1組、それと3枚1組の「面子(メンツ)」を4組作ります。
この3枚1組の面子は、全く同じ牌3枚の「刻子(コーツ)」  又は、  のように数字の連番「順子(シュンツ)」でもOKです。
順子で気を付けるポイントは、9と1は繋がらないので  等の組み合わせは順子になりません。又、  のように種類(柄)が違ってもダメです。
あがりの例
 

 
 
 
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ゲームの進行
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まず「配牌(ハイパイ)」という13枚(親は14枚)の手牌(自分だけ見て、対戦者には見せない)が配られたら、親が14枚のうち最も要らない牌を切って(捨てて)ゲームスタートです。
時計の反対周りで次の人が牌山から1枚ツモり(取ってくること)、要らない牌を1枚切ります。これを繰り返し、誰かがあがるか牌山が残り14枚になると、その局が終了します。
親は基本的に1局毎に右側の人に移って行きますが、親自身があがった時と、流局(誰もあがらなかった局)時に親が「聴牌(テンパイ)」といってあと1枚であがれる状態になっていれば、同じ人の親が続きます。3人全員、親が終わったところで「東場」が終了し東風戦(トンプウセン)だとここでゲームセット。東南戦の場合、「南場」といって後半戦に入り、親がまた1周したらゲーム終了です。
また、誰かの持ち点が0点未満になると、その時点でゲーム終了となります。
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あがりについて
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例えば以下の形
 

 
 

だと か が出れば、雀頭1組と面子4組が完成するのであがりとなります。

 

 
 
なら か であがりですね(出た方が面子、残った方が雀頭)。
あがり牌を自分で持ってきた時を「ツモあがり」、他人が出した牌だと「ロンあがり」といい「ロンあがり」の場合、その牌を出した人が点数を全額支払い、「ツモあがり」の場合は2人で割って払います。
例えば、子が8,000点の手を「ツモあがり」すると、親が4,000点・子が4,000点ずつ払います。
親があがると、同じ手を子があがるよりも、約1.5倍の点数がもらえます。親のときに、あがりをつかむのが勝利のコツですね。
ただ雀頭1組面子4組を揃えればいいというものではありません。あがるには「役」という特別な条件を満たした形にする必要があります。
麻雀の役は40種類位あるので、完璧に覚えたらもう中級者といえます。
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フリテン
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実戦で気を付けなければならないルールで、「ツモあがり」ならOKだけど「ロンあがり」が出来ない、「フリテン」という状態があります。
「フリテン」には次の3種類があります。
【自分であがり牌を捨てている】
自分のあがり牌を1種類でも捨てていると、「ロン」が出来ません。例えばこの手牌

 
      
待ちは と ですが、もし自分で を捨てていたら、たとえ の方でも「ロン」は出来ません。
【リーチ後の見逃し】
リーチをかけた後にあがり牌が出たのにあがらなかった場合、その局は「フリテン」となります。
【同巡内の見逃し】
他の人があがり牌をだしたのに「ロン」しなかった(役無しであがれない方だった等)場合、一時的な「フリテン」となります。
上記の「リーチ後」と違い、1度自分のツモ番がまわってきたら巡目が替わったのでフリテン解除されます。
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ポン
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面子を作る際、他の人の切った牌をもらう「ポン」という方法があります。
これらを「鳴き」といい、上手に利用するとあがり易くなりますが、デメリットも多いので注意が必要です。
1番気を付けなければならないのが、鳴くと成立しなくなる役が多数存在することです。
また、成立する役でも「門前(メンゼン・何も鳴いてない状態)」より安い点数になってしまうものも複数あります。
【ポン】
自分が2枚持っている牌を誰かが切ったとき、「ポン」と発声してその牌を刻子に出来ます。
例 
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カン
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同じ牌4枚を刻子のように1つの面子として扱う「カン」という方法があります。カンには以下の3種類あります。
【暗カン】
自分の手牌に同じ牌が4枚あるとき、「カン」と発声しこの4枚を見せます。
この「暗カン」は自分の切る番であれば、基本的にいつでも行なえます。また暗カンは手牌を見せてはいますが、門前扱いとなるので門前時に付く役も成立します。
例
【加カン(明カン)】
すでに「ポン」している牌の4枚目が自分の手牌にあるとき、「カン」と発声しポンした刻子にくっつけることが出来ます。
例
【大明カン】
自分の手牌に同じ牌が3枚あるときに、誰かがその4枚目を切れば「カン」と発声しもらうことが出来ます。
例 (ロン2の画像では図の様な表示になります)
これらの「カン」を誰かがすると、「ドラ」といってこの局にあがった人に付くボーナス牌が増えます。なので自分があがれなさそうな時は控えた方が良いですね。
なお「カン」をした際は、リンシャンという位置から牌を1枚ツモります。
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ドラ
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局の始めに、牌山から1枚めくり公開します。この牌が「ドラ表示牌」といい、この表示牌の次の数字にあたる牌が「ドラ」というボーナス牌になります。
あがった時、ドラを多く持っているほど点数が高くなります。
表示牌とドラの関係例
→ →
→ → → → → → → → →
→ → → → → → → → →
→ → → → → → →
例えば表示牌が なら が「ドラ」になります。
また通常の牌の替わりに赤牌 が入っており、この赤牌も「ドラ」と同様、使用してあがると点数が高くなります。
もしドラ表示牌が の時に を使用してあがると、これ1枚でドラ2枚と数えます。
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ノーテン罰符と積み場
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【ノーテン罰符】
流局(誰もあがらなかった)時に、「聴牌」の人に「ノーテン(聴牌ではない)」の人が点数を支払います(計3,000点)。
聴牌者が1人ならノーテンの2人から1,500点ずつ
聴牌者が2人ならノーテンの1人から1,500点ずつ
全員が聴牌、又はノーテンなら点数の動きはありません。
【積み場】
親があがったとき、又は流局したとき、次の局に「積み場」というのが発生(加算)します。積み場が1本につき600点、あがりにボーナスで付きます。
もし3本場であがれば1,800点ボーナスが付くということです。積み場は子の誰かがあがると、次の局平場(0本場)に戻ります。
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リーチ
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麻雀の役のなかで、最も発生頻度が高いのが「リーチ」。まずはリーチを覚えましょう。役の一覧はこちら。
・門前で聴牌形になっていること
・持ち点が1,000点以上あること
・自分のツモ番が残っていること(終盤は注意)
この3つの条件を満たしているだけで、リーチをかけることが出来ます。
「一発」や「裏ドラ」というボーナスが付くこともあるので、どんな手でも高得点になることが期待できます。
リーチをかけた後は手牌の入れ替えが出来なくなる、というデメリットもあります。又、聴牌を公表する為、警戒され「ロンあがり」しづらくなるかもしれません。
リーチをかける時には、牌を横向きに捨て1,000点を場に出します。この1,000点は「供託」といい、あがった人のものになるので、自分であがれば戻ってきます(流局した場合、次局に持ち越し)。もしリーチの宣言牌で「ロン」されてしまった場合は、リーチの1,000点は出さなくて良いです。
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途中流局
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局の最後まで誰もあがらなければ流局となりますが、局の途中でも特定の条件で流局となることがあります。この場合、同じ人の親が続き、積み場が加算されます。
【九種九牌】
配牌で、数牌の1や9、それに字牌(東南西北白發中)が9種類以上あった場合、「九種九牌」と宣言し、途中流局にすることが出来ます。
もちろん途中流局をさせずに、そのまま打つことも可能です。「国士無双」の役を狙ってみるのも面白いかもしれません。
【四カン算了(スーカンサンラ)】
2人以上で計4つの「カン」が発生すると、途中流局になります。なお、1人が4つカンをしている場合、他の人はカンが出来ません。
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責任払いと頭ハネ
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【役満の責任払い】
自分の切った牌が鳴かれた為に、役満(点数の1番高い役)が発生すると責任払いとなるケースがあります。
・「大三元」役を確定させる3つ目を「ポン」又は「カン」されたとき。
・「大四喜」役を確定させる4つ目を「ポン」又は「カン」されたとき。
・「四槓子」役を確定させる4つ目を「カン」されたとき。
責任払いになると対象の役満を「ツモあがり」されたときは全額自分の支払いになり、「ロンあがり」のときは当たり牌を切った人と折半で支払います(積み場の分は当たり牌を切った人の負担)。
【大明カンの責任払い】
自分の切った牌が「カン」され、「嶺上開花」役が発生した場合も責任払いとなります(フリテンは関係ありません)。途中で暗カンや加カンが入っても同様です。
【頭ハネ】
1局につきあがれるのは1人です。もし、誰かが切った牌に対し2人が「ロン」とあがりを宣言した場合、切った人から時計の反対周りで先の人のあがりになります。
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点数と順位点
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あがりの点数は、「符」と「翻数(ハンスウ)」の組み合せで決まります。特に大きく影響するのが「翻数」なので、まずはこちらを覚えましょう。
「翻数」とは役に付いてる点数とドラの枚数を合計したものです。役が複合して多くあるほど、点数も多くもらえます。
役の一覧と翻数はこちらをご覧下さい
翻数が5翻以上になると、点数に「符」が影響しなくなるので簡単です。
翻数 |
名称 |
子の点数 |
親の点数 |
5 |
満貫 |
8,000 |
12,000 |
6~7 |
跳満 |
12,000 |
18,000 |
8~10 |
倍満 |
16,000 |
24,000 |
11~12 |
3倍満 |
24,000 |
36,000 |
13~ |
数え役満 |
32,000 |
48,000 |
ゲーム終了時の順位に応じて「順位点」というのが加算されます。
1位+100(10,000点)2位+0(0点)3位-100(-10,000点)。
相手との点差を考え、より良い順位になるよう意識しながら打てると、成績が良くなるはずです。
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4翻以下の点数 その1
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4翻以下の点数は以下の表をご覧下さい。
親の点数表 |
1翻 |
2翻 |
3翻 |
4翻 |
20符 |
---- |
(1,000オール)
|
(2,000オール)
|
(3,900オール)
|
30符 |
1,500
(800オール) |
2,900
(1,500オール) |
5,800
(2,900オール) |
11,600
(5,800オール) |
40符 |
2,000
(1,000オール) |
3,900
(2,000オール) |
7,700
(3,900オール) |
満貫 |
50符 |
2,400
(1,200オール) |
4,800
(2,400オール) |
9,600
(4,800オール) |
満貫 |
60符 |
2,900
(1,500オール) |
5,800
(2,900オール) |
11,600
(5,800オール) |
満貫 |
70符 |
3,400
(1,700オール) |
6,800
(3,400オール) |
満貫 |
満貫 |
( )はツモあがり時。 親の満貫は12,000(6,000オール)点。
子の点数表 |
1翻 |
2翻 |
3翻 |
4翻 |
20符 |
---- |
(700オール)
|
(1,300オール)
|
(2,600オール)
|
30符 |
1,000
(500オール) |
2,000
(1,000オール) |
3,900
(2,000オール) |
7,700
(3,900オール) |
40符 |
1,300
(700オール) |
2,600
(1,300オール) |
5,200
(2,600オール) |
満貫 |
50符 |
1,600
(800オール) |
3,200
(1,600オール) |
6,400
(3,200オール) |
満貫 |
60符 |
2,000
(1,000オール) |
3,900
(2,000オール) |
7,700
(3,900オール) |
満貫 |
70符 |
2,300
(1,200オール) |
4,500
(2,300オール) |
満貫 |
満貫 |
( )はツモあがり時。 子の満貫は8,000(4,000オール)点。
4翻以下のあがりが発生した時、まずは平和(ピンフ)の役が付いているかをチェックしましょう。
平和役がある時は、ツモあがりは20符、ロンあがりは30符と決まっています。平和役が無い時は、ちょっとした計算が必要になります。
また七対子(チートイツ)役の時は25符と特殊で、下の表になります。
七対子の点数表 |
2翻 |
3翻 |
4翻 |
親 |
2,400
|
4,800
(2,400オール) |
9,600
(4,800オール) |
子 |
1,600
|
3,200
(1,600オール) |
6,400
(3,200オール) |
( )はツモあがり時。 七対子は2翻役。
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4翻以下の点数 その2
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平和と七対子の役の無いときの符の出し方を覚えましょう。
まず必ず20符がもらえます。
さらに門前の「ロン」あがりだと、+10符されます。
次に、「組み合せに付く符」と「あがり方に付く符」を足し、1の位を切り上げます。
組み合わせに付く符
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雀頭 |
暗刻 |
明刻(ポン) |
暗カン |
明カン |
*中張牌 |
0符 |
4符 |
2符 |
16符 |
8符 |
*ヤオ九牌 |
翻牌のみ2符 |
8符 |
4符 |
32符 |
16符 |
※中張牌(チュンチャンパイ)=数牌の2~8
※ヤオ九牌(ヤオチューパイ)=数牌の1,9、字牌
あがり方に付く符
両面待ち |
嵌張待ち |
辺張待ち |
単騎待ち |
双遒ー待ち |
ツモあがり |
0符 |
2符 |
2符 |
2符 |
0符 |
2符 |
※嶺上開花はツモの2符はつきません。
両面(リャンメン) 例  
嵌張(カンチャン) 例  
辺張(ペンチャン) 例  
単騎(タンキ) 例 
双遒ー(シャンポン) 例    
符計算の例             ツモ 
基本の20符+ の暗刻で4符+ の暗刻で8符+辺張待ちで2符+ツモあがりで2符=36符
1の位を切り上げるので40符のあがりとなります。
少し複雑に感じるかもしれませんが、コツをつかめば意外と簡単に点数がわかるようになります。 |
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他の遊び方・ルールへのリンク
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